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无妄(むもう)って言葉があるようで

无妄ーむもう
本を読んでいたら无妄っていう言葉が出てきて
なんじゃこりゃって探していたら、易経の中に
「无妄、それ天の命なり。正にあらざれば、ワザワイあり」の一文に当たった。
「妄は誠の反対。いつわり。无妄はいつわりなきこと。
だから邪念、邪欲を捨てよ。さもなくば、自らワザワイを招きとる」
天の道に従い行動せよ、少しでもヨコシマな気持ちが生ずれば、天命助けず。
厳しいことを言っているな〜
无妄って
上の写真 我が家のスージーです。 ちょっと邪悪。

あれよ、あれよと言う間に天道を逸して行く話です。

数年前のことです。こんなことがありました。
その日は大風の後で商店街のシャッターは軒並み閉まっていました。
彼女は風に飛ばされた枝をバリバリと踏みながら駅前のタクシーで来店されました。
少し先に着いていた別の男のお客さまは、窓際の二人掛けのテーブルに付くと伏目がちにコーヒー液の色を確かめるかのようにカップの中を見つめていました。
口数の少ない男の人で、朝の納品の帰りに、たまに寄ってくださるお客さまです。この時間帯は、ほぼ限られた常連客が多く、何となく誰もが顔見知りのような雰囲気になります。
彼女はカウンターの奥の右端の一番暗い席に座ると、やけに豪華なラメ入りの手提げ袋から、本を取り出し読み始めました。普段は饒舌に話しかけてくるのですが、その日はたまに顔を上げ、また降り出した雨を気にしていました。
コーヒーを淹れる手を止め、
「昨日はずいぶん荒れましたね」と話しかけると
「春の嵐、今年はこういう日が、まだ何度もあるわ。わたしには分かるの」
自慢のダイヤの指輪を袖口で拭きながら、視線は外を見ています。
じっとりと湿った木立が黒く不気味に揺れていました。
10分以上沈黙が続いたのち、ボーンと鳴った柱時計の時報の音にかぶせるように彼女は男に話しかけました。
「息子さん、体調はいかが。私とっても心配しているの。ずっと考えてて、どうしても助けたいと思っちゃって。びっくりしたでしょ。ごめんなさいね。信じられないかも知れないけど、息子さんの体調良くなる方法があるの」
突然の行動に男はヒルミ体勢をとり直したのち、
「わかるんですか」と静かに尋ねた。
そして、彼女は「もちろん」と応えた。

その後は、かわいそうなことに 魔がさしちゃったんですね。あれよ、あれよと道が外れていきます。これもひとつの運命なのでしょうか。…… この続きは、機会があれば、いつか。


まあ、不思議な話を信用するしないの話で、よく見聞きすれば分かるようなことも、いっぱいいっぱいの時は頭ん中が蝋人形のようになっちまって、まるで分別がつかなくなっちまう。自分の考え方で妄想を作り上げてるようで思い込みが激しくなっちまってるから、何がなんだか、てんでわからず、これが事実だって言われちまえば、ひんまがった事実も、そう見えなくもねえつうぐらいの話を言われ続けているうちに、そんな気がしてきて、いつの間にやら絶対そうだなんて思い込んじまう。言ってる方ものってきて、暴走列車に乗ってるようで「神さまとどっかで待ち合わせしてる」なんてわけのわからんことまで言っちまう。
まあ、事実なんて曖昧で頼りないものですが、話が進んで時間が経つうちに、まったく別の話になっちまってることもありますね。
端で見てると哀れなんですが、当人たちはいたって真剣なんですね。
面白いか、面白くねえか分かりませんが、世間にはよくある哀しい話です。
まあ、自分の実力以上のものを求めちゃいけませんね。
こんな話は、たまに見かけますが、気持ちのいいもんじゃありませんね。
「人の世は過不足無く って思ってた方がいいようです」
悪いことをすれば悪いことがあるし、良くしてれば必ず良くなるって思ってた方がいいようですね。
気長に待つことが、大変でも必要なんでしょうね。
待ってるうちに死んじまうかもしれませんがね。
それも、良しとしなくちゃ。

无妄ーむもう(みだりでない) いつわりなき道ってことらしいですよ。
自戒でもあるんですけどね。



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