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右も左もわからない

右も左もわからない

俳優の堺雅人が「急に言われると右と左が分からなくなっちゃう」
とバラエティ番組で言った言葉が「病気じゃないの」と話題になっていたようですが、
私もそうなんです。
妻には「バカだね〜」と憐れむように言われるので淋しい思いをしていましたが、
仲間がいて少し安心しています。

子供の頃友部パン屋さんが右で菅谷病院が左と覚えていました。
叔母の家の前の道路は東西に延び、幼い私は西にある山の方を見て立ち、
パン屋を右、病院を左と覚えていました。
小学校に通う私は叔母の家の前を東に通り北に曲がって
500m先の学校に通っていました。
家では、お箸を持つ方が右で、お茶碗を持つ方が左と誰もが言われるように
教わっていました。
何度も言われ続けて、ある時、緊張のあまり左手にお箸、右手にお茶碗を
持っていた記憶があります。
母は業を煮やして叔母の家の前に連れて行き、山を見ながら
「パン屋さんが右、病院が左」と叩き込みました。
でも私はいつも山のある西側を向いているわけではありません。
北側にある小学校を向いている時もあります。
「あー、パン屋さんはどっちなんだ、病院はどこにいっちゃったんだ
東西南北はいつも一緒なのに、なんで右と左は、その度変わるんだ」
と悩んでいました。「行進の時は左足から、右側のバスに順々に」
いつも緊張していました。
しかし、ある時発見したのです。
「西に見える山を想像しなければいい」ということを。
時間がかかりましたが、これは成功しました。
ー落ち着いてさえいればー

少し前にこんなことがありました。
「園部の直売所は今、柿の盛りで色んな種類の柿がありますよ。
ぜひ、覗いてみれば」と説明している時のことでした。
「下に見えるこの道を右に向かって(そう、いいぞ、いいぞ友部パン屋さんが右だ)」
「山崎の交差点、そこが最初の信号です。そこを直進、次の信号、ぶつかったところ
右前方に園部の小学校が見えます。そこをー(ようーし上手く説明できてるぞ、もうちょっとだ)」
すると「えーと石岡の駅はどっちですか」とお客さん
(ちょっと待ってよ、今は直売所でしょう、直売所)と思いながら。
「石岡の駅ね〜。あっちの方、東かな」
「えーと、東はこっちですよね。」とお客さん
「ですね、ってことは石岡の駅は南東?こっちですよ」と私。
「あ、そうか、そうですよね。それで、その突き当たりを?」

「そうそう、突き当たりを、スガヤビョ…」

皆さん柿の美味しい季節です。
園部の直売所は突き当たりを「左」です。


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