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コロナ期動物話6猫物語3

この時期 豆売りやっていて本当によかったと思います。
ありがとうございます😂
こんなに時間をもらえることもないので、大切に使おうと思います。
今はみんな大変でしょうけど、後でみんなで盛り返しましょうね。

ステイホームの役に立てれば、と思い頑張って焙煎します。
マンデリン コロンビア 中国 パプアニューギニア モカ少しずつ残ってます。
無くなりしだい終了です。


マリオ 真理尾 mario

その時、あなたは猫の女の子でした。

トラコの娘で、新婚の私たちと一緒に東京で暮らしていました。
大家さんには内緒で。

子どもがいない私たちは「ネコムスメ」と呼んでいました。

手のひらに乗るくらいの大きさのころから
妻がスポイトでミルクをあげて大きくしました。

ムスメなのでいつも一緒にいました。
旅行もしたし、食事の時もお昼寝も、お風呂も一緒に入りました。

夜、寝るときはいつも妻の胸の上で。
たまに逆さまになって、オナラをひっかけられることもありました。

ギターを弾くといつも一番前のお客様で、エレクトーンもよく聴いてくれました。

ごませんべいが好きで、かくれんぼもするし、近くのコンビニには、
塀の上をつたって一緒についてきていました。

夏のころ彼氏ができて、よく迎えにきていました。
テラスの下で「ニャン」と呼ぶので、サッシを少し開けてあげると、
数時間遊んで、ちゃんと彼氏が送ってきていました。
サッシを閉めても、彼氏はしばらく立てかけたスダレの陰で
じっと見送っていました。

夏の終わりに子猫が産まれました。

ダンボール箱に入れて、夜中じゅう妻がお腹をさすっていました。
居眠りをして手が止まると、箱から出てきて、
さするようにと、手をかじっていました。

産まれた子猫は一匹を残して貰われていきました。
残った子猫は白猫で「たまご」と名前をつけました。

マリオは他の子がいなくなってしまったので、たまごを溺愛していました。
二階の押入れの隅に連れていって、毛が抜けるまで舐めていました。

少し大きくなっても無理矢理に咥えて、二階に上がるものですから、
階段を昇るたびゴツゴツとたまごをぶつける音をさせていました。

ある日、二階の押入れの様子を見に行くと、たまごは動かなくなっていました。

マリオは何日も「あお〜ん、あお〜ん」と鳴き続けました。
そして、外に出たっきり、帰って来なくなってしまいました。

その後、妻は何日も何カ月も探し続け泣き続けました。

それから何年かして人間の娘が産まれました。
白くてぽやぽやした女の子です。

ごませんべいが好きで
たまに「マリオ」と呼ぶと「ニャン」と返事を返します。

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